エッ、これが船と思われる方も多いと思います。 実際私も飛行艇にしか見えなかったんですが・・・
飛行艇と言えば、 神戸港のとあるところに新明和工業があり整備か何かでしょう二式大艇のDNAを受け継ぐ世界に誇る飛行艇 PS-1がよく神戸港上空をぶんぶん飛んでたのを思い出しますが・・・
話が横道にそれましたが、実はこれ『WIG』 と言う航空機と船の中間に当たるマシンです。
F1に代表されるスポーツカーは地表効果(グラウンドエフェクト)を利用して、 車体を地面に押さえ込んでいますがWIGはその逆だと考えればいいかと・・・(詳しくは こちら)
記事中の写真に有るようなチャチな機体で実用的な旅客船が出来るのと思われるかも知れませんが、 崩壊した旧ソ連では軍事目的でかなり実用化に近いモノがあったみたいです。
ジェーン年鑑に登場する↑は『カスピ海モンスターズ』と西側から称され、 ソ連崩壊後計画は白紙になったモノの中止直前の機体は、速度500km、 航続距離2040kmの行動力を発揮していたらしい。(詳しくはこちら)
日本が誇る高速船と言えばガスタービン搭載、 ジェットスキーと同じく加速水流で航行する水中翼船ジェットフォイルが有名。
実際に神戸と関空間に就航していた際はよく利用してて、 待合所のガラスが割れるほどの強風下でも時速80Km/hほとんど揺れ無しで海面を飛ぶ様は素敵でしたね。(実際、神戸・関空線では、定期点検等以外のトラブルで就航できなかったのは、 取水口にゴミが詰まった1回きりだと聞いいたことあります)